美入野ノート

【第3回】ジュニアリーダーズクラブでの経験―加藤志緒里氏

ジュニア・リーダーとは何なのか…。
今まで研修会で何度も話してきて出た結果からすると、「地域の子ども会活動で、大人と子どもの間でかけ橋となるお兄さんお姉さん」というのが私たちジュニア・リーダーの役割です。
中学の時、横手市と北海道増毛町との交流会に参加した時にグループのリーダーとなり、ゲームやレクリエーションなどで会を盛り上げてくれたのが横手ジュニア・リーダーズクラブの高校生のみなさんでした。それをきっかけに、私もジュニア・リーダーに入会し、地域の子ども会行事の手伝いや、交流会の引率などの活動をしてきました。
その中でも特に楽しかったのが、秋田県内の中高生が集まってジュニア・リーダーとしての知識を学ぶジュニア・リーダー研修会です。研修会では、レクリエーションや野外活動、安全研修など様々な活動をし、たくさんの思い出や仲間が出来ます。私にとって、リーダー研修は夏休みの一つの楽しみとなり、毎年欠かさず研修会に参加しました。リーダー研修の企画や運営をしていたのが、現在私が所属している秋田県子ども会育成連合会リーダーズクラブJugarのみなさんでした。研修会に参加する度にJugarのメンバーと仲良くなり、高校生になると私も会員となって一緒に活動するようになりました。その頃から、秋田県のJugar Jr.として東北大会や全国大会にも参加しジュニア・リーダーとして沢山のことを経験し、学ぶことが出来ました。
高校3年生の時、リーダー研修の東北大会の会場が秋田県となり、私たちJugar Jr.が参加者の中心として研修会を引っ張っていく機会がありました。東北6県から100人以上の参加者が集まり盛大に開催された中で先頭に立って会を進めたことは、私にとってジュニア・リーダーの活動の中で1番心に残っている思い出です。
高校卒業後の進路を考える時期には、ジュニア・リーダーとして経験したことを活かせる仕事として保育士を目指すことにしました。そして、高校卒業後、保育科の短大に入学し、今度はシニア・リーダーという立場で子ども会行事に参加しました。
シニアとなってから、夏の研修会ではジュニアの後輩たちと研修会の企画運営を行いながら、趣味であった写真撮影をして活動の様子の記録を残したり、スタンツやゲームで使う小道具を作ったりしています。また、冬の研修会では、講師として読み聞かせや創作活動などをジュニアの後輩たちに教えています。

県ジュニアリーダー研修会にて(左端が本人)

ジュニアリーダー全国大会にて