六郷美入野会秋の研修会(國之譽ホールにて)
令和5年11月4日(土)、六郷美入野会秋の研修会として4年ぶりとなる『横手マンドリンクラブ&美郷ジャズセッション』が、國之譽ホールに於いて開催されました。
横手マンドリンクラブによる演奏会は、平成19年から始まり今回で14回目を数えます。近年は、扇田亮さん(93期)を中心とする美郷ジャズセッションにもご出演いただいております。横手マンドリンクラブ、美郷ジャズセッションの2部構成による演奏会は、本会主催の行事として地域にすっかり定着し、演奏会を楽しみにしていらっしゃる方々も多くなりました。
当日は、用意した100席の椅子席がほぼ埋まり、常連の来場者も数多く見られました。開会に先立ち、高橋邦武会長(72期)が挨拶を申し上げました。その後、盛大な拍手に迎えられ横手マンドリンクラブの皆様が登壇しオープニング曲が演奏され、第1部が始まりました。演奏後には、鶴田有司部長様(67期)から心温まるご挨拶を頂戴いたしました。
その後、マンドリンの可憐で美しく響きある音色が次々と奏でられ、ギター合奏による4曲の楽しいメドレー演奏もありました。会場はまさにマンドリンワールド一色となり、大きな大きな拍手とともに全10曲の演奏が終了しましたが、感動さめやらず、アンコールの声・声・声。『浜辺の歌』の演奏のもと、来場者全員による合唱が行われ、『丘を越えて』の演奏でアンコール演奏が終了し、マンドリンの演奏に魅了され、心満たされた時間に幕が下ろされました。
第2部は、リーダーの扇田亮さんと奥様である泰子さんのトランペット演奏、六郷出身の栗林聡子さんの歌、藤谷高是さんのギターが奏でる人気バンドが担当しました。
亮さんのトランペットは、ジャズ風にアレンジしたリズミカルでパワフルかつ即興的なノリノリの演奏が聞き手を魅了しました。また、奥様の泰子さんの演奏はクラッシックの王道を行く楽譜に忠実なメロディーを奏でる音色の美しさや滑らかさが特色です。2人の息のあった演奏は、ジャズとクラッシックが見事にハーモナイズされた心地よさは比類無きものと言え、感動の極みを味わうことができました。
聡子さんは、心に響く魅力溢れる歌声と高い歌唱力で難しい曲を歌いこなし、聡子さんの歌の世界へ誘ってくれました。そして、高是さんのギター演奏はトランペットと歌を融合させ、深みのある音楽へと高めるハートフルでテクニカルな演奏は群を抜いていました。
熱心な美郷ジャズセッションのファンも数多く、写真を撮ったり心地よいサウンドに酔いしれていました。
2時間を超える『横手マンドリンクラブ&美郷ジャズセッション』は、熱気と感動に包まれつつ終了となり、家路に就く来場者のたくさんの笑顔に心報われた六郷美入野会秋の研修会でした。