六郷美入野会 秋の研修会

  令和7年11月1日(土)六郷美入野会 秋の研修会として、今年で16回目を数える六郷美入野会主催の「横手マンドリンクラブ&美郷ジャズセッション」演奏会が、美郷町六郷の複合施設「湧太郎 國之譽ホール」で開催されました。会場は旧酒蔵を改装した木造漆喰造りのクラシカルな小ホールで、様々な演奏家の皆さまから「音響がいい」と高評価をいただいております。

 さて午後3時から第一部、横手マンドリンクラブの演奏です。総勢15名、今回はギター奏者が6名と多く、ギター二重奏、六重奏の演奏がひとつの特色でした。マンドリンの音色は南米のフォルクローレによく似合い、ベネズエラ民謡『ワルツ・ピカピカ』やおなじみ『コンドルは飛んでいく』など、リリカルなパフォーマンスを存分に堪能しました。メンバーには当会の播磨満さん(66期)が所属していて、毎年の演奏会は播磨さんに仲介役をお願いしているところです。

メンバーには当会の播磨満さん(66期)が所属していて、毎年の演奏会は播磨さんに仲介役をお願いしているところです。

 そして第二部、ジャズセッションの開幕です。今回はリーダーのトランペット、扇田亮さん(93期)とボーカルの栗林聡子さん、そしてエレクトーンの佐藤亮太さん(113期)の3名での演奏でしたがこの佐藤さん、エレクトーンでベースとドラムもこなせるマルチプレイヤーです。小編成でしたのでフランクな感じで演奏が進められ、ジャズのアドリブ演奏…、相手がこう出たならこう返す…、のような技の駆け引きも解説され、「ナルホド!」とうなずきました。とりわけ興味深かったのが美郷町民歌と秋田県民歌『大いなる秋田』がアレンジで違和感なく合体できること、これは目から(耳から)ウロコでした。もちろん「世界に誇る美郷の歌姫!」栗林聡子さんのボーカルも素晴らしい美声は言うまでもありません。

 あっという間の2時間余り、時間の関係上アンコールの声に応えられずに終演、70名ほど聴衆の皆さんが余韻に浸りながら閉会となりました。秋のひととき、上質な無料の演奏会ということもあり、六郷美入野会員はもとより、一般の皆さんにも毎年楽しみに参加していただいています。

 終了後、六郷美入野会の懇親会、会場は湧太郎内の「ゲンパテイ」です。美入野会から小田嶋契副会長のご臨席をいただき賑やかに開催されました。本年も盛会裏に終えることができ、一同大いに盛り上がった秋の夜でした。

 (六郷美入野会幹事長 髙栁 信)