「Ao-na(あおーな)」オープン記念イベントに横手高校放送部と長岡杏子さん(86期)が出演
このほど横手駅東口に横手図書館が入った生涯学習施設「Ao-na(あおーな)」がオープンし、記念イベントとして9月22日(日)、横手高校放送部が参加して朗読会とTBSアナウンサー長岡杏子さん(86期)による参加型トークイベントが開催されました。
◆朗読会
朗読会には、放送部の1年生、髙橋花連さんと茂木陽音さんが参加しました。
髙橋さんは「サラと魔女とハーブの庭」(七月隆文・作)の一節を朗読しました。友人に紹介されて読んでみたというこの作品は、主人公の部屋の様々な色彩の描写が印象的でした。
「透明な夜の香り」(千早茜・作)を朗読した茂木陽音さんは「この本を選んだ理由は将来の夢の職業に通じる小説だったから。」と語ってくれました。
朗読終了後、 長岡杏子さんから講評では「私も高校時代放送部だった。あの放課後の放送室がとても懐かしい」と前置きした後「朗読に入る前にタイトルを大切に読むこと。読み手が腹落ちして読むことで、その本の世界観を表現できる。」と述べられました。
◆参加型トークイベント
『ニュースができるまで』と題して開催された参加型トークイベントは、長岡さんのアナウンサーの経験をもとにしたメディアリテラシーについての体験授業が行われました。観客がグループに別れ、ニュースの編集長になった想定で、報道するニュース項目の選択、伝える順番などを考えました。
長岡さんは最後に「ニュースの編集はお弁当箱に似ています。箱、つまりニュースの時間の枠は決まっているので、そこに視る人にとって有益な情報をどう詰め込むか、編集長のバランス感覚が大切です。」と話されました。会場には、長岡さんの同期86期の皆さんも参集し、和やかに旧交をあたためました。